イメージの力〜真剣で何を斬るのか

  1. 社長ブログ
  2. 341 view

【読了の目安 : 2 分】

新年初稽古でした。写真は年末の斬り納めの写真ですが今日は試斬はしていません。鞘の内から抜き打ちで相手の頸動脈を一気に斬る想定です。

さて、真剣で斬る稽古をしていてよく聞かれることを書いてみます。

真剣で何を斬るのか

居合で真剣で斬る稽古などをしていると、「人を斬りたくならないのですか?」とよく聞かれます。

僕も最初はそう思ってました。

けれど、稽古を続けるうちにそんな思いは雲一つない快晴の青空の如く雲散霧消しました。

斬っているのは他の誰でもない、自分自身だったからです。

人を斬りたくなる衝動に駆られる人というのは単に稽古が足らないのかもしれません。修行不足ってやつです。

最強の敵=自分

それにしても、へっぽこな自分、ダサい自分というのは、ある意味他人よりも強力な敵です。なかなか倒せない。

しかしながら、すっぱり斬り捨てられた瞬間にこれほど成長を実感できるものもなかなかありません。

巻藁に弱い自分、嫌いな自分を投影し、一太刀一太刀真剣に斬る。

イメージ(ビジュアライズ)の力は実に偉大です。

イメージの力

イメージ(ビジュアライズ)できるものは実現できます。

イメージ(ビジュアライズ)できないものは実現しません。

思いが実現しないと嘆く人は単にイメージ(ビジュアライズ)していないだけです。

ダイエットしたい!痩せたい!といくら願っても痩せないのは、具体的にイメージ(ビジュアライズ)していないからです。

いやいや、10キロ痩せると数値で具体的に目標設定している!という人がいるかもしれませんが、数字は具体的でもビジュアルではありません。

1億円稼ぐ!と願って稼げないのと一緒です。

ダイエットを成功させるならば、ビジュアル的に腹筋がシックスパックに割れているとか、そのようにイメージします。

日本刀ときいて何をイメージするか

日本刀を見て、または、それで斬るという行為をして、「野蛮」と捉える人はきっと人を斬るでしょう。

それが殺戮のための道具、強い自分を誇示するための道具としか見えてないからです。

逆に、日本刀に対して神聖さや畏怖、尊敬などの精神性をイメージする人は「野蛮」には思わないでしょう。人を殺める道具ではなく自分を高める、もしくは研ぎ澄ませる神聖な道具と感じるかもしれません。

すくなくとも僕はそう感じます。

結局それを見て、または聞いて何をイメージするか。それがなんであるかは人がどうイメージするかに左右されるということです。

日本刀、そのメタファーに秘められた魅力、まだまだ奥深い。

困った時にはLINEで気軽に経営相談

サムライ社長こと「社長の御目付役」後藤健太の経営相談専用LINEビジネスアカウントを友だちに追加しよう。ご利用は無料です。1:1トークに対応しているのでいつもLINE感覚で気軽に相談できます。

後藤をLINEで友だちに追加
後藤健太

【サムライ社長】
斬法総合研究所所長/真剣武士道指南役
株式会社コンセプト・コア代表取締役/経営コンサルタント
会社の公式として書けないことをこちらの社長ブログに書いてます

記事一覧

関連記事

イチロー小学校6年生の時の作文「夢」

イチローの小学校6年生の時の作文がすごい。これは企業研修や、自己啓発セミナー等、あらゆるところで紹介されているので知っている人は多いかもしれない。何がすごいかとい…

  • 4011 view

重力の威力化

7月の斬法講習会。今回の参加者は居合経験者ばかりで真剣試し斬りは初とのこと。ざっとそれぞれの技量を拝見させていただき、従来通りの刀法では斬れないだろうこと…

  • 818 view

読書のすゝめ|辛口先生的読書術

 読書や情報(知識)を否定する人には、その理由として読むべき本が少ないとか、価値ある情報が少ないとかいう人がいる。【少ない】という主観的評価一点をとっても言いたいこと…

  • 137 view

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。